ノーパン喫茶
第21章 昔話③
大河「乃愛さん?」
乃愛「…」
大河「乃愛さん!?」
乃愛「えっ、あ、聞いてませんでした…
すいません…」
大河「さっきから箸が止まってますけど
何か考え事ですか?」
乃愛「別に…」
大河「…」
気にしないよう、忘れようとしてるのに
今日の出来事が走馬燈のように
何度もチラつき…
乃愛「…はぁっ」
大河「…」
乃愛を悩ませ続けた…
乃愛「…」
大河「先輩と何かありました」
乃愛「えっ!?」
大河「…」
乃愛「べ、別に…」
大河「もし何かあるなら」
乃愛「何も、何もないですから…」
大河「…」
乃愛「御馳走様でした…」
大河「…はいっ」
本当は言いたい
全部言えたら楽になるのに
キスされた事、何故か大河には知られた
くなかった
乃愛「…」