ノーパン喫茶
第26章 自分らしく
矢野「今日は本当にありがとう、楽しか
った」
乃愛「私も」
矢野「じゃあまた、大学で」
乃愛「うん、またね」
矢野「…」
早めに切り上げ
駅前でそれぞれ別れた二人
小さくなる矢野の背中を見つめながら
乃愛は考えていた
乃愛「…」
正直、矢野に惹かれている自分もいた
同級生と付き合い普通の恋愛
普通に過ごす日々を
だけど…
乃愛「…っ」
矢野の告白を受け入れ
店長を捨てる事は出来なかった
自分の人生に店長の存在は必要不可欠で
依存していた
お互いに…
乃愛「…!?」
その時、乃愛のスマホが数回振動した
確認するとメールがきていて
店長からだった
乃愛「…」
メールの内容は
直接、渡したい物があるから
都合のいい日に店に来てくださいという
内容だった