ノーパン喫茶
第5章 新たな男
店長「それ以前に大学生は…」
矢野「でも下川はここで働いてますよね
それなら」
店長「彼女は特別ですから」
矢野「特別…」
店長「…」
口調は優しかったが
矢野は店長の威圧感を感じていた
だけどここまできて引き下がるわけにも
いかず…
矢野「どうしてもダメですか」
店長「…」
必死に食らいついた
店長「わかりました、そこまで言うなら
入店を許可します」
矢野「ありがとうございます」
店長「その代わり用事を済ませたらすぐ
お帰りください」
矢野「っ、わかってます…」
店長「ではどうぞ」
矢野「…」
入店を許可され
店長に続き店に入った矢野
だけど入った瞬間、自分の目を疑った
表向きは普通の喫茶店
でも床やテーブルは全面鏡張りで
まるで遊園地にある鏡の迷路に迷い込ん
だ気分だった
矢野「鏡だらけだ…」
店長「これがこの店の特徴ですから」
矢野「鏡が…」
店長「…」