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店長「今、乃愛さんから連絡がありまし
た、もう来るそうです」

お客「もう来るって？やった！！」

矢野「…」

店長「どうかしました？」

矢野「あ、いや…」

店長「…」

矢野「下川って、大学ではいつも一人で
おとなしいイメージだけど、この店では
人気者なんだなって」

店長「そうですね、お客様のほとんどが
彼女目当てですから」

矢野「えっ」

店長「彼女の笑顔が見たくて、癒された
くて、みんなここに来るんです」

矢野「…」

店長「…(笑)」


矢野は乃愛の笑顔を一度も見た事がない
だけどここのお客や店長は
何度も見ている

自分の知らない彼女を彼は知ってる
何故かそれが悔しくて…


矢野「…っ」


悔しくて溜まらなかった