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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第11章 買い出しに、張り切っちゃいました!

「えーっと、じゃあまず何を…」


「ひな、俺起きたばっかで何も食べてないんだよね。
何か食べに行こっ」



起きたばっかって言うように、きっと本当に起きてすぐここに来たってとこなんだろうな。

て言うか、これだと朝ご飯じゃなくてもうブランチになるけどね。



「もぉ!いくら夏休みだからって、遅くまでお寝坊しちゃダメでしょ。
朝はちゃんと起きて、朝ご飯を食べるような生活習慣を身に付けなきゃ!」



「あはははっ
ひなってばマジメだね~」



いやいやっ
笑い話じゃありませんよーっ


そもそも私が高校の時だって、遅くても7時半には起きてたんだから。

むしろそれが普通だと思ってるし。



「てゆーか、俺朝飯とか食わねぇもん。
昼は学校で購買のパン買って食べて、夜はひなンとこのおかずだもんね」



「……………っ」



…前から思ってたけど、やっぱり慎吾くんにはご飯を作ってくれる人は家にいないのかもしれない。


毎日毎日既製品みたいなもの食べたり外食したりして。

育ち盛りな高校生男子がそんな食生活送ってるだなんて、いくら他人でも何だか………っ

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