ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第14章 また1つ、年を取りました!
「あれー?
今日のひな、どーしたの?」
「え…っ!」
今日も仕事前に慎吾くんの家に行った時、その第一声に胸がドキンとした。
ウソっ
気付いてくれた!?
「そんなにかわいくしちゃって、今日って何かあるの?」
お母さんに誕生日プレゼントとしてもらったピンクの口紅。
ずっとスッピンで仕事もしているせいか、逆にちょっと抵抗なんかもあったんだけどね。
あれから鏡とにらめっこをしながら、ちょっぴり自分の顔をいじくってみたのだ。
「…エヘヘっ
何かって程じゃないんだけどね」
実は今日が私の誕生日で、お母さんがプレゼントしてくれた口紅を塗ってみたんだと言おうかとも思ったんだけど。
その流れで「何歳になったの?」なんて訊かれるのが目に見えてやめちゃった。
いくら私の方が年上だと知っていても、まさか29になったとは予想すらできないだろうからなぁ。
もともと隠すつもりはなかったんだけどね。
でもこういう関係になってしまった今となっては、敢えて知られたくないという気持ちの方が大きくなっていったんだもん…。
今日のひな、どーしたの?」
「え…っ!」
今日も仕事前に慎吾くんの家に行った時、その第一声に胸がドキンとした。
ウソっ
気付いてくれた!?
「そんなにかわいくしちゃって、今日って何かあるの?」
お母さんに誕生日プレゼントとしてもらったピンクの口紅。
ずっとスッピンで仕事もしているせいか、逆にちょっと抵抗なんかもあったんだけどね。
あれから鏡とにらめっこをしながら、ちょっぴり自分の顔をいじくってみたのだ。
「…エヘヘっ
何かって程じゃないんだけどね」
実は今日が私の誕生日で、お母さんがプレゼントしてくれた口紅を塗ってみたんだと言おうかとも思ったんだけど。
その流れで「何歳になったの?」なんて訊かれるのが目に見えてやめちゃった。
いくら私の方が年上だと知っていても、まさか29になったとは予想すらできないだろうからなぁ。
もともと隠すつもりはなかったんだけどね。
でもこういう関係になってしまった今となっては、敢えて知られたくないという気持ちの方が大きくなっていったんだもん…。