テキストサイズ

ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第15章 初めて褒めてもらえました!






「どうした、ヒナ坊!
今日はエラい気合い入れて来たな」


「気合いって言うか…やっぱりわかりました?」



15時

今日も仕事に入って、毎度お馴染みのサラダを作ろうと卵をボイルしようとした時だ。


私を見た途端に久保店長からそんな事を言われ、やっぱり気付いたんだなと思ってドキッとした。



「急に色気づいて、今日は彼氏とデートでも行ってきたのか?」


「色気づいてって!///
そ そんなに変わりましたかねぇっ」



普段は堂々とすっぴんで仕事に来ているとは言え、珍しく薄化粧をして仕事に来ただけで、そんな風に言われるとは思わなかったな。


彼氏とデートってのは…まぁハズレでもないんだけど。




「まぁヒナちゃんったら。
やっぱり若い子は、化粧のノリが違うわねぇ」



そんな私にツッコミを入れてきたのは、こちらも毎度お馴染みの小山さんだ。



よくよく考えてみたら、久保店長以外は女性で構成されているうちの職場で、堂々とすっぴんで出勤しているのは私だけなのだ。


そんな私が突然化粧をして来れば、ツッコミがきても別におかしくもないかもね。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ