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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第16章 今更結婚を、意識しちゃいました!

慎吾くんは16歳になったばかりの、高校1年生だ。


このまま別れる事なく私の彼氏でいてくれたとしても、例えば結婚できるのは早くてもあと2年後。


2年後となると…

私、31歳って事!?


まさかな30代という数字に、背中に変な汗が流れた。


しかも、あくまでも早くて2年後なだけで、慎吾くんが大学や専門学校とかに進学したりすると、更に2年 或いは4年後になっちゃうわけで…っ



「…………………っ」



変な汗は、全身にまで及んできた。


既にこの年で結婚して子どもがいる同級生が何人もいるってのに、私は………っ





「ひなっ
またボーっとしてる!」

「えっ、あ…っ」



考えれば考えるほど深刻な問題のような気がして、何だか今更ソワソワしてきた。



「ひな、もしかして具合悪い?」


「う うぅんっ、大丈夫!だけど…
ちょっと休んでもいいかなぁ」



煮込んでいるグラタンソースの鍋の火を消すと、私は隣の部屋のソファに少しだけ腰を下ろす事にした。

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