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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第17章 どうやら、色気づいちゃったようです!

「…………………っ」


「……………………」



…あれ?
何だか変な空気になっちゃった。


人の晩ご飯事情に他人が首を突っ込むなんて、失礼だなとは思ってたけど。

でもイチゴバラさんが笑って答えてくれたから、つい調子に乗ってズケズケと問い詰める真似をしてしまったかも。


もしかしたら、触れてほしくない部分に私は触れてしまったのかもしれないな。

やっぱり余計な事なんて訊かないで、内輪で勝手に詮索するだけに留めとくべきだったのかも───





「────あ」



そうしているうちに閉店時間である夜の9時になってしまったようで、デパ地下内の照明が1つ落ちた。

と同時に、閉館案内のアナウンスも聞こえてきた。



「す すみませんっ、変な事を訊いて足を止めちゃって!
あの、気にしないで下さいね。どうぞまた、お越し下さ……」

「会いたかったんです。
…その、妹尾さんに」


「ぇ………?」



“会いたかったんです”

まっすぐに私の顔を見据えながら放たれたその言葉に、私は全身に響くぐらい胸がドキンとした。


会いたかった…?

え、私 に…………?

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