ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第19章 協力したいって、思ってるんです!
「────────っ!!」
暑い所からエアコンの効いた涼しいファーストフード店の中にと入った瞬間だった。
スゥッと引いていく汗に気持ちよさを感じるのと同時に、ゾクッとする嫌な気持ちが私の中で感じていたの。
(慎吾くん!…と……)
やっぱり今日が登校日だったようで、久し振りに制服姿になっている慎吾くんがレジカウンターにいるのが見えたのだ。
日曜日なのも手伝って、お昼時のファーストフード店はお客さんが多いんだけど、私はすぐに慎吾くんの姿を捉えたの。
だけど、私が気になったのはむしろそっちじゃない。
(…誰、だろう。
同じクラスの友だちとか…かなぁ)
そんな慎吾くんの側には、同じ制服の半袖シャツとスカートを履いている女の子が1人。
だけども、ただのクラスメイトや友だちにしては、やたらベッタリと身体を寄せているのが気になった。
(まさか、彼女…とかじゃないよね…)
信じたい気持ちは、もちろんあるんだけど。
でもあんなにくっついている2人を見たら、ゾワゾワと胸の方から嫌な気持ちが広がっていって仕方なかった──────────。
暑い所からエアコンの効いた涼しいファーストフード店の中にと入った瞬間だった。
スゥッと引いていく汗に気持ちよさを感じるのと同時に、ゾクッとする嫌な気持ちが私の中で感じていたの。
(慎吾くん!…と……)
やっぱり今日が登校日だったようで、久し振りに制服姿になっている慎吾くんがレジカウンターにいるのが見えたのだ。
日曜日なのも手伝って、お昼時のファーストフード店はお客さんが多いんだけど、私はすぐに慎吾くんの姿を捉えたの。
だけど、私が気になったのはむしろそっちじゃない。
(…誰、だろう。
同じクラスの友だちとか…かなぁ)
そんな慎吾くんの側には、同じ制服の半袖シャツとスカートを履いている女の子が1人。
だけども、ただのクラスメイトや友だちにしては、やたらベッタリと身体を寄せているのが気になった。
(まさか、彼女…とかじゃないよね…)
信じたい気持ちは、もちろんあるんだけど。
でもあんなにくっついている2人を見たら、ゾワゾワと胸の方から嫌な気持ちが広がっていって仕方なかった──────────。