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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第20章 やっぱり年相応って、大事なんです!

昨日はあれから、お昼ご飯にテイクアウトしようとしたファーストフードはやめて帰ったの。


だって、まさか慎吾くんと他の女の子が仲良く一緒にいる所に出くわすとは思わなかったんだもの。



登校日だったから家にいなかったのは、よくわかった。

だけど、だったらメールくらいしてくれてもいいじゃないっ


久し振りにクラスメイトに会って、浮かれちゃったの?

それに最近の男子校生は、あんなに女の子とベタベタするのが普通なの?


そうやってあの女の子とも一緒にランチして、2つも頼んだシェイクの残りをあげちゃったりするの?



「………っ…」


てっきり、私だけなのかと思っちゃった。

好きって、言ってくれたのに。
あれは、そういう好きじゃなかったの?


それとも、やっぱり慎吾くんはまだ16歳の高校生だもの。私みたいな見た目だけ子どもな大人の女よりも、見た目も実年齢も同じくらいの女の子の方がいいんだろうね。


…考えてみたら、私たちははっきりと彼氏彼女の関係だって確認しあったわけじゃあない。


毎日手料理は作ってあげてるし、その度にじゃれ合うような行為はしてるけど。

でもそれって私が勝手に恋人同士だと思い込んでいただけで、本当は──…


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