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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第25章 ケジメ、つけちゃいました…!

ソファの上に身体を重ねたまま慎吾くんは私の首筋に顔を埋め、手は私の身体を這った。



「ダメっ///
ダメったらぁ!」


「…ねぇ、なんで急にそんな事言うのさぁ。
ひな、俺何か悪い事した?」


「………っ」


眉を寄せながら上から私を切なそうに見る慎吾くんに、ズキンとした。


確かに、慎吾くんは悪い事なんて…何もしていない。



それまではこういう事も普通にしてたわけだし、むしろ急に拒んできた私の方が勝手なんだ。




「…違うのっ
あの、実は私ね…その…
慎吾くんよりも、ずっとずっと年上なのっ」


「えー?そんなのわかってるよ。
だって俺まだ16だもん」


「そうじゃないの!
慎吾くんが思ってるより、もっとずっとオバチャンなの!
私…これでも29歳なんだよ!!」




…言っちゃった!
私の、本当の年。


見た目だけなら十分学割だって効きそうな童顔。

背も低いから、ますます子どもみたいに見えちゃう幼児体型。


胸だけはちょっと大きいかもしれないけど、そんなんじゃあ大人っぽい雰囲気なんて全然関係ないもんね。


だから信じられないかもしれないけど、でもこれが現実なんだよ!!

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