ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第25章 ケジメ、つけちゃいました…!
──ガシャン
「!!」
ソファの上で重ねた身体をよじらせていると、押し倒された時に手放していたケータイがソファから床に落ちたようだ。
その音に慎吾くんもビクッと驚いて一瞬手を止めたけど、その原因がわかったらまた手を動かした。
ケータイ…
…そうだ。
私、ケータイを取り戻したら、盆子原さんに連絡入れなきゃだったんだ!
「ん…っ、ダメっ」
「ひな、もうダメじゃないよ。
てゆーか、今更止まんない」
着ていたTシャツは首もとまでまくり上げられて、晒された素肌に慎吾くんがたくさんのキスをしている。
それがとても心地よくて、つい現実を忘れてしまっていた!