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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第27章 本当に本気で、心配しちゃいました!

…何だろう。

これは慎吾くんなりの、ケジメなのかな。

だけど、それにしては…



「彼女は歴とした大人の女性だ。
これ以上失礼な事を言ったら、いい加減怒るぞ!」


「あははっ、冗談だよっ
…てゆーかさぁ」



慎吾くんはベッドに横になったまま、今度は私の方をジッと見てきた。



「名前、なんてーの?
教えてよ」


「慎吾っ
敬語くらい使わないか!」



今までに見なかった盆子原さんの焦った様子に「まぁまぁ」と言いながら、私は慎吾くんの質問に答えた。



「えっと、私は妹尾って言います。妹尾…雛子です…っ」



そう。
ずっと私の事を「ひな」って呼んでくれたよね。


またそうやって、私の事を「ひな」って呼んでくれる…?

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