ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第5章 私だって美味しいものは作りたいんです!
「あー…今日は売り切れですね。
すみませんっ」
「なんだぁ。あれ美味かったから、また食いたかったのになぁ」
残念そうに言う彼に、私は仕方なくお釣りの710円をレシートと一緒に返した。
昨日レジをした田原さんが、サラダも買って行ったようだけど誰が食べてんだろうねって話を、昼間したんだっけ。
でも今彼の言った事を聞くと、どうやら彼本人が食べたようだ。
「サラダとか…食べるんですね」
別にそんな事なんて言う必要はなかったんだけどね。
ただせっかく食べたいって言ってくれたものを提供できなかったのは、作った本人としてもちょっと悔しくも思えてきたのだ。
せめてもう少し多めに作っとけば良かったかなぁ。
でもあまり多く作って残ってしまうと、お店のロスになってしまうからさじ加減は難しい。
特にこのサラダはすぐには作れないから、追加陳列もなかなかできないのだ。
「え?俺何でも食うよ?
それにここのサラダ、めっちゃ好きだから」
“めっちゃ好きだから”
うわ…!
そんな風に言われると、ますます今日食べさせてあげれなかったのが悔しいなぁ。
すみませんっ」
「なんだぁ。あれ美味かったから、また食いたかったのになぁ」
残念そうに言う彼に、私は仕方なくお釣りの710円をレシートと一緒に返した。
昨日レジをした田原さんが、サラダも買って行ったようだけど誰が食べてんだろうねって話を、昼間したんだっけ。
でも今彼の言った事を聞くと、どうやら彼本人が食べたようだ。
「サラダとか…食べるんですね」
別にそんな事なんて言う必要はなかったんだけどね。
ただせっかく食べたいって言ってくれたものを提供できなかったのは、作った本人としてもちょっと悔しくも思えてきたのだ。
せめてもう少し多めに作っとけば良かったかなぁ。
でもあまり多く作って残ってしまうと、お店のロスになってしまうからさじ加減は難しい。
特にこのサラダはすぐには作れないから、追加陳列もなかなかできないのだ。
「え?俺何でも食うよ?
それにここのサラダ、めっちゃ好きだから」
“めっちゃ好きだから”
うわ…!
そんな風に言われると、ますます今日食べさせてあげれなかったのが悔しいなぁ。