ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第6章 デートの約束なんて初めてですから!
「お疲れさまでーす!
…って、俺にも言ってくれるの?」
「あ」
今日もさっきのお客さんとのやり取りを見ていたようで、そんな風に私をからかいながらやって来たのは例の彼だ。
もう夜の8時は過ぎてるのに、未だ制服姿でウロウロしてるなんて。
私が高校生だった時は、家に帰ったらすぐに着替えてたもんだけどなぁ。
「お疲れさまって言うか、学生さんは疲れないでしょう?若いんですから」
言ってて自分で「しまった!」と思った。
それじゃあ実は私は若くないのがバレてしまうんじゃないかって…。
「はぁ?学生だって疲れるっての!毎日毎日わけわかんねー勉強させられてさ。
それがやっと明日から休みなんだぜ?
5日間も頑張ったんだから、お疲れさまさまだろ」
「はいはい、お疲れさまさまでした!
…で、いいですか?」
「オッケー」
手でVサインをしながら、彼はそう言ってニカッと白い歯を見せて笑った。
「……………」
何だかホント、お調子者って感じ。
だけど幸い私の年については、特にツッコまれる事はなかった。
でも、そんな笑顔がかわいいと思ってしまっているからなのか、同時に憎めないなぁとも正直に思えた。
…って、俺にも言ってくれるの?」
「あ」
今日もさっきのお客さんとのやり取りを見ていたようで、そんな風に私をからかいながらやって来たのは例の彼だ。
もう夜の8時は過ぎてるのに、未だ制服姿でウロウロしてるなんて。
私が高校生だった時は、家に帰ったらすぐに着替えてたもんだけどなぁ。
「お疲れさまって言うか、学生さんは疲れないでしょう?若いんですから」
言ってて自分で「しまった!」と思った。
それじゃあ実は私は若くないのがバレてしまうんじゃないかって…。
「はぁ?学生だって疲れるっての!毎日毎日わけわかんねー勉強させられてさ。
それがやっと明日から休みなんだぜ?
5日間も頑張ったんだから、お疲れさまさまだろ」
「はいはい、お疲れさまさまでした!
…で、いいですか?」
「オッケー」
手でVサインをしながら、彼はそう言ってニカッと白い歯を見せて笑った。
「……………」
何だかホント、お調子者って感じ。
だけど幸い私の年については、特にツッコまれる事はなかった。
でも、そんな笑顔がかわいいと思ってしまっているからなのか、同時に憎めないなぁとも正直に思えた。