ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第6章 デートの約束なんて初めてですから!
「ちょっと、待っててもらってもいいですか?」
私はまわりに他のお客さんがいない事を確認するとレジから離れ、業務用冷蔵庫の方へ駆けった。
それからレジ袋に入れて置いておいた例のリンゴサラダを取り出すと、またすぐに彼の待つレジの方へと戻った。
「どーしたの?」
そんな慌てる事は何もないんだけど、つい気持ちが高ぶったのか若干息を乱しながらリンゴサラダを差し出した。
「これ…デザートにはならないと思うんだけど、このサラダにリンゴを入れてみたものなのっ」
「リンゴ?」
勝手にお客さんにそんな事をしちゃ、怒られるかな。
このリンゴの甘さがサラダと合うから、私は好きなんだけど。
やっぱり美味しいって思われるものは作りたいし提供したい。
ましてや「欲しい」なんて言われると、尚更それに応えたいから…!
「良かったら、試作品なんだけど…」
「んじゃあ、それも買うよ。
いくら?」
え…!
買ってくれるの!?
私はまわりに他のお客さんがいない事を確認するとレジから離れ、業務用冷蔵庫の方へ駆けった。
それからレジ袋に入れて置いておいた例のリンゴサラダを取り出すと、またすぐに彼の待つレジの方へと戻った。
「どーしたの?」
そんな慌てる事は何もないんだけど、つい気持ちが高ぶったのか若干息を乱しながらリンゴサラダを差し出した。
「これ…デザートにはならないと思うんだけど、このサラダにリンゴを入れてみたものなのっ」
「リンゴ?」
勝手にお客さんにそんな事をしちゃ、怒られるかな。
このリンゴの甘さがサラダと合うから、私は好きなんだけど。
やっぱり美味しいって思われるものは作りたいし提供したい。
ましてや「欲しい」なんて言われると、尚更それに応えたいから…!
「良かったら、試作品なんだけど…」
「んじゃあ、それも買うよ。
いくら?」
え…!
買ってくれるの!?