【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
「熊谷は…水に流さないといけない人物だった――――だから…風呂場で殺した。」
煌太はポツリと呟いた。
「そう――――…成小坂は…熊谷の憑いていた“何か”に反応し…“清めなければならない”と、強く思った!だから――――水を使って清めようとして…殺してしまった…
と、俺は推測したんだが?」
「清めようと…した?」
白馬の集めた記事にも事件現場の様子が書いてあったが――――…
“成小坂は後を着けた熊田の部屋に侵入し風呂場で溺死させた”
と、書いてあった。
「清めの――――儀式だった?」
「そう――――…彼を助けた…“邪守護(じゃしゅご)”のように…」
「“邪守護(じゃしゅご)”?」