【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
「邪悪の“邪”に守護するの“守護”で“邪守護”…」
“じゃしゅご”の漢字を言われついメモを取った白馬はその文字をみて首をかしげる。
「聴いた事はないと思うよ?俺が勝手に付けたあだ名的呼び方だから」
白馬は「な~んだ」と、ペンをテーブルに置くと笑った。
「――――ペガサスさんは見てえるってことは…」
「そ、俺が成小坂に初めて会ったときから…“邪守護”は憑いていた――――小学生の彼はそれち酷く怯えていたよ」
「怯えていいた?」
煌太は今の成小坂の写真に目を向ける。雑誌に“殺人者”として映る成小坂は確かに…何かに怯えている感じはする。