【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
「その…見た目坊さんの霊が…“生き贄”をよこせって…言った…?」
白馬はゆっくりとそう言うと、何かを整理するように顎に手をあてた。
くしくも、ペガサスと同じポーズとなる。
「本当に…坊さんだったんですか?」
「まさか、流石の俺も坊さんとそうじゃないモノぐらいの区別はつくって?だから――――…水難事故から身を守ってくれた良い霊だと思っていたんだ!」
「――――ところが違った?」
白馬の言葉にペガサスは「う~ん」と項垂れる。
「成小坂の先祖なのか、それとも…あの土地の霊なのか…最初は分からなかったんだ」
ハッキリと見えるが、声が聞こえないしペガサスの能力だと…見た目で良い霊か悪い霊かもそうだが…どこからの霊かも判断しずらいらしい。