
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
不気味な坊さんの表現に白馬はブルルっと身を震わせた。
「なんか、ヤバイっすね…」
「で、結局…成小坂はこの場所に行く前にびしょ濡れになり…泣きながら引き返したそうだ――――…」
「なるほど、だから新聞などの記事に“成小坂 櫟”の名前がない訳だ。途中で帰ったら…そりゃぁ…一緒に流される訳ないからな!」
白馬は地図に目を落とし頭をかいた。
「その時――――…坊さんの霊は川に残ったらしいんだ。て、事は?」
「“生き贄”だと思って――――…川に引きずり込んだ?」
「そ!多分――――そんな感じだな…」
ラストの〆を何故か明るくいいのけたペガサスだったが、「憶測たけどな?」と逃げ道を作って話を終わらせた。
