【参加型小説・連鎖の尻尾】
第2章 チュートリアル
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「うそ――――だろ?【その話には続きがあります。】だって…マジで?」
ベッドに横になりスマホを見ていた煌太は思わず飛び起きた。
“ニタリと笑いながら浮き沈みを繰り返す少年”ってだけでも気味が悪いのに…と、管理人のコメントを姿勢を正して見いる。
『そこだとしたら――――…その話には続きがあります。
少年の他に…後4人…顔を出すそうです。』
「は?4人も?」
煌太は更に読み進める。
『私が行った場所での不思議な現象はこうです。
1日1日とニヤリと笑って浮き沈みを繰り返す少年は数を増やし…4日目で4人になり…5人目を探し始めると言うのです。
そして、ゆっくりとアパートに向かって来るそうです。
気がつくと――――…アパートの窓際まで来て「み~つけた」と、ずぶ濡れの4人が笑いながら、その人を川へと引きずり込もうとするそうです。
4人は見ていたその人を5人目の友達と勘違いしているのか…グイグイ引っ張り窓から外へと引きずり出そうとするそうです。
しかし、その人は必死で抵抗したそうです…「引っ張り出されたら死んでしまう!」と…
だって、そこは三階の…窓…だからです。』