【参加型小説・連鎖の尻尾】
第2章 チュートリアル
煌太はてっきり一階の窓から引っ張り出されそうな“その人”を想像していたが、三階に住んでいたとなると、危険度は更にグンと上がった!
「三階に?えー?4人の霊は…浮いてるってことか?」
煌太は涼しくなった部屋で更に肝を冷やすこととなった。
『――――私の知っている話はそこまでです。
その後、“その人”がどうなったかは、読んでいる皆さんの想像におまかせします。
少年4人の水難事故は当時話題にもなったので調べれば分かると思いますが、いまだに5人目を探しているのだとしたら…引き込まれる可能性も大いに考えられますので、安易に詮索することはお勧めしません。特に、見ちゃう方は気をつけてください。仲間だと思われてつれていかれちゃいますよ!』