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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


「で――――…“熊田 千秋”のスッピン暴いてど~すんだよ?」


「死んでからこの化粧の技術が明らかになった訳だけど…

皆はミスコン美女の“熊田 千秋”しか知らなかったわけで――――…チヤホヤするし…頭もそこそこ良いって言われたら…2・3年で人は人格が変わる…

秘密はあるものの…自信がつき、自分より不細工な娘は…見下すようになるもんだ」



煌太はスマホの写真をホーム画面に戻すと、バイトの休憩時間を気にし始めた。


「じゃぁ…この美人顔の時は…かなりの傲慢娘だった――――ってこと?」


煌太が残念そうに項垂れると…
白馬はスマホをポケットに押込み「ん?」と、動きを止めた。


「徐々に…体を乗っとり始めた坊さんが…欲しがる生け贄…?昔の…トラウマ…?」


煌太の言葉にハッと何かに気がついた白馬は「それだ!」と、席を立つ!



「うゎ!なんだよ!」







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