
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「本当に…断片も無いんだ…自分でも怖いくらいなんだ……
ぁ…猫――――…が…隠れちゃいましたね…好奇心旺盛でも…長居はしたくないらしい…」
成小坂は白馬を見て目を細めた――――…
「そう、ガッカリするな…、鳥も連れてきたけど……緊張して胃痛だってさ…うけるだろ?」
白馬は“鳥”と言われた人物が煌太だと思った。
そして、“猫”が自分だと言うことに…今さら気がついた。
「なんで…俺が猫なんっすか…?」
白馬は何故か残念そうにする成小坂を見た。
