【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
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煌太は白馬の腕を掴むと、野次馬の先頭へ出る!
「痛ってぇ――――って、煌太!」
ごった返す野次馬たちを抜け――――、煌太は規制線の前にいた警察官に叫んだ!
「兄は――――兄は無事ですか!薬剤師として!あの病院に――――…薬剤師の高田です!」
煌太は目をなるべく大きく見開きパニック状態で【高田の弟だと偽り】警察官に兄の安否を必死に訴える。
「高田――――…君のお兄さん?」
警察官は燃え盛る病院に向かおうとする煌太に戸惑いながら病院関係者を探す!
「煌太――――落ち着け!」
その後ろから白馬が煌太の奇行を止めようとする!
「兄さんが――――!兄さんが!」
「大丈夫だ!ほら、あそこに白衣の人達がいっぱい出てきている!あそこで、聞けるかもしれない!」
パニックの煌太に対して白馬の冷静な提案――――…
警官は白馬の指差す方を見ると…「わっ…分かった――――入って」と、規制線を潜るように持ち上げた。
「危険だから――――建物には近づくな!いいな!」
と、念も入れられた。
「ありがとうございます!」
「兄さ――――ん!!」
煌太と白馬はまんまと規制線の中へと入ることが出来た!