【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
病院を出ると――――…
ペガサスが立ち止まり…白馬の足元を見た。
「いたか――――…」
いつにもなに真剣な顔に、煌太と白馬は嫌な予感がした。
「もしかして…カムイ…っすか?」
「あぁ…お前の猫が見つけてくれた……」
白馬は視線を足元に向けるが、そこに猫がいるかどうかは分からなかった。
「どこに…いるんですか?」
「ニャーニャー言ってて…良く分からん…、しかも俺は…所々しか聞き取れないからな…」
しかし、ペガサスの視線は病院の裏の方を指している。
「行きましょう――――カムイの場所まで道案内ぐらいてきるっしょ?オカルト猫なら!」
白馬は「行け――――!にゃんこよ!」と、病院の裏を指差した。
「素直に…連れてってくれんのかよ…」
煌太は先頭だって走る白馬に呆れる。
が――――同時に…キリッと胃が痛んだ!?
煌太は一瞬嫌な予感がしたが――――…走る白馬とペガサスを追いかけた。
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