【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「なっ!は、はい!煌太――――…走れるか!?」
白馬はペガサスの迫力に押され煌太を支えながら声をかける!
しかし、胃が痛くうずくまろうとする煌太は“走れない”と、首を横に振る。
「もたもたするな!」
ペガサスは二人と川の間に立ち鞄から実家の寺から持ってきた風呂敷を取り出す!
「くそっ!後でごちゃごちゃ言うなよ!」
白馬は苦しそうにする煌太を抱き抱えると、お姫様抱っこでスロープをかけあがり川から距離を取る!
白馬が川から離れたのが分かると――――…ペガサスは風呂敷から数珠を取り出し川から来る――――…黒い塊にかざした!
白馬は煌太を抱え川からだいぶ離れたところまで走った!
すでに川の様子もペガサスの姿も見えないが、白馬の胸の中で苦しむ煌太の方が気がかりで…どうしたらいいのかわからずオロオロするばかり!