【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
ペガサスはしゃがみながらブツブツといいメスに手をかける!
「――――災難だったな…これじゃぁ…呼び掛けにも呼び出しにも出られないわけだ……」
その間も――――…煌太は胃が痛くてその場を離れたい気持ちでいっぱいだった。
「よし――――…ゆっくり抜けた!カムイ…大丈夫か?」
ペガサスはメスを鞄にしまうと、見えないオオカミを撫でるそぶりを見せた。
煌太には何も見えなかったが、そこにオオカミがいるのだろうと…微笑んだ。
と――――次の瞬間!
煌太の胃がギリギリ――――!と、痛くなり息が出来なくなる!
その場でうずくまる煌太に白馬が気付き支える!
「煌太――――!?どうした!」
「痛い――――いた…い…」
白馬は煌太を支えながら無意識なのか…川から距離を取った!
「白馬――――煌太を連れて川を離れろ!」
異変に気がついたペガサスは川を睨んだ!