【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
白馬がペガサスに聞くと、割れた疑牙札を見せて――――笑った。
「もろもろ落ち着くまで避難――――…【高田を成小坂から守る】ためだ」
“成小坂”と聞いて――――…煌太も白馬もビクッと体を固くした。
無理もない、成小坂が関係しているであろう霊や霊獣に襲われたばかりだ。
「――――避難って…俺…」
「ど~考えても、成小坂はお前に御執心だ…カムイを遠ざけたのも、俺たちを誘き寄せ始末しようとしたのも――――…」
ペガサスは前回同様、裏門から入るために塀をぐるっと廻る。
「///御執心って――――…俺…男だよ?」
「自覚ないって――――怖いっすね」
高田の能天気な発言に、やれやれと白馬がため息をつく。