【参加型小説・連鎖の尻尾】
第2章 チュートリアル
真夏の夕方、すでに気温は35度を上回り情報番組では熱中症で緊急搬送された人の数が過去最高と報道していた。
暑ければ暑いほど人と言うものは“涼”を求めてしまうもの。
大学から帰ってきた、
泉 煌太(イズミコウタ)もその1人だった。
スマホの電源を入れると、すぐさまとあるサイトにアクセスする。
煌太は節約のためと部屋の窓を開けただけの自室で、スマホの画面を見つめる。
「やっぱり…暑いなぁ――――…」
さっきまで留守にしていた部屋は熱がこもりなんとも息苦しさを感じてしまう。
しかし、窓を開けたことによりいくぶんかはましになった気がする。