
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第3章 身近な怪談
煌太はため息をつきながら窓の外を眺めた。
まだ、お昼前だと言うのに何だか空模様が怪しくなってきていた。
「なぁ、雨降るかもな――――…」
「マジかよ…」
そうこうしている間に、白馬の運転する車は“川沿いのアパート”で検索した一件の古びたアパートへと到着した。
「まずは一件目!ど~よ…この雰囲気!」
目の前のアパートに煌太は「微妙」と思った。
川沿いと言えば川沿いだが…
そのアパートは、裏手にあると言われていた川からだいぶ離れた場所に建っていた。
「まっ、ローリング作戦だし、一発目から当たったら…つまんなくないか?」
「別に…サクサク終わらせようぜ?」
煌太の言葉に白馬は「つまんね~の!」と、アパートの周りを探索し始めた。
すると、何かを発見したのか――――…
白馬は何かを指差した。
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