【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
「坊さんの霊が霊獣を操っていた…なら、成小坂の他に動ける人物がいたってことだろ?」
「霊――――が?霊獣を操るって……なんか変な構図ですね」
煌太はテーブルに広がる水滴を伸ばして三角を描いた。
「だよな――――…俺も霊が霊獣を使いこなしたって聞いたことがねぇ~んだよ」
ペガサスも坊さんの霊がどれ程の力があるのか検討もついていないらしく…頭をかいた。
「に、しても――――…成小坂があの場所にいだってのも…不思議ですよね?
車で…約二時間のあのアパート…電車はバスで来るってなると…火傷もあるなら目立つでしょ?」
「だよなぁ…そこも不思議な所なんだよ…」
頭を抱える三人は何の答えも出せないまま…ファミレスを後にした。