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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第3章 身近な怪談


「後から、子供たちの遺体が川から見つかったって新聞で知ってね――――…本当残念だったよ…

いつも駄菓子を買いに来てくれていた子達だって聞いてビックリしたよ。いつも4・5人で賑やかな子達だったから…」




“4・5人”と聞いて煌太も白馬も目を見開いた。



「え?婆さん!5人でいつもここにも来てたの?4人じゃなくて?」


白馬は身を乗り出し更に聞く。


「ん~…あ~、4人だったり、5人だったり。そんなのよくある連れの人数じゃないかい?

私も後から聞いたんだけど…仲のよかった一人だけ…その日は遊びにいかなかったって。その子も――――…あの事故の後はここへは来なくなっちゃったから…私はてっきりその子も事故に合ったのかと…」



煌太と白馬は目を合わせた。「やっぱり、5人目がいた」と、言う…曖昧だが手がかりは見つけた。


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