
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第3章 身近な怪談
「その話って詳しく聞ける?」
すっかり空になったブタメンをきっちり汁まで飲み干しゴミ箱に捨てた白馬は婆さんに詳しい話を聞こうと身を乗り出す。
「あ~…詳しい話?ここから離れた場所の事故だからねぇ…でも、その時は大騒ぎだったね。ここにも夜に子供が来なかったか聞きにきたね。
夜になっても帰ってこない我が子を探して親御さんがあちこち走り回ってたんだろえね。
その時は来ていません。と、ちゃんと報告したけど…」
駄菓子屋の婆さんは申し訳なさそうにうなだれた。
