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「まぁ、武家のバカ息子や訳あり息子が入ったって記録もあるくらいだ――――…多額の寄付金を渡して愚息を放り込む…駆け込み寺って印象もあったなぁ」


「今では、仏の教えを正しく伝える場所になっているが――――昔は更正所と歌って金持ち武士の愚息を集めた…寺とは名ばかりの場所もたくさんあったんだ！


しかし、この寺は農民の農民による…ちゃんとしたお寺じゃないですか――――書物もちゃんと保管され…歴史もある」



「そう言っていただけると……この寺を継いだ意味があると言うもんです。まぁ、善さんの所とは…歴史も檀家も違いますけどね」



謙遜しているのか…自虐を言っているのか微妙で煌太は資料を手に取る。


それから、しばらく資料を見たり住職から土地の歴史を聞いたりした…


すると、分かったことがあった。



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