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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第3章 身近な怪談


白馬はナビの通りに車を走らせる。


すると、川沿いを走る白馬の車の窓からは住宅地が見えた。


夏休みと言うこともあり、子供たちの姿がちらほら見受けられた。


たが、誰も川で遊んでいる様子はなかった。


「なぁ、近所に川があったら入るよな?遊ぶよな?今の子供って遊ばねぇ~の?」



「煌太~、今の子供ってそう言うところで遊ばないって!過保護な親が外遊びを制限するって聞いたぜ?」


運転品がはチラッと川に視線を向ける白馬だったが変わらぬ川の様子に笑った。



「それに、この雲行きだろ?今日はたまたま遊んでないのかもな」



煌太は再び空を眺める。確かに、雲は駄菓子屋を出た時よりも暗く低く重そうだった。




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