
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第3章 身近な怪談
「あ――――…川の向こう側に学校が見える…小学校かな?」
川の向こう側に白い建物を見つけた煌太は身を乗り出す。
建物の全貌は見えないが大きさや造りから学校のようだった。
「犠牲になった少年たちが通っていた学校立ったりしてな!それに、婆さんの記憶が正しかったら……その少年たち俺たちと同世代って事になるぜ!」
「やっぱり…結構新しい心霊現象って事だよな?」
ナビの進路選択にしたがって運転していた白馬は「やるせないよなぁ~」と、思ってもいない事を口にした。
「まぁ、心霊現象の真相が分かれば俺はそれで満足なだけだしな!」
「そんな軽率な考えでいいのか?祟られるぞ?」
煌太はピクニック感覚で心霊スポットに行く白馬を少しだが心配する。
すると、しばらく走ると交差点の信号機で車は止まった。
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