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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第11章 銅玄


「それにしても、寺の名前の由来は出てきませんね――――強いて言うなら…“大洪水が起きた”“儀式で静めた”ってところだけど…

その儀式を行ったのは“丞洪寺(じょうこうじ)”と言う別の寺だ」



しかし、今の地図上に“丞洪寺”は見当たらない。


「それと、度々出てくる“学友”って人物――――超怪しくねぇ?」


白馬が指をさす“学友”の文字にペガサスが「ん~」と、悩み出す。



「“丞洪寺”と“学友”――――…ねぇ…」


まだ、なにかが足りないペガサスは頭を抱える。


「そう言えば、昔の地図も撮ってなかったけ?」


白馬は煌太が“あの川”の近くの小学校で写した昔の地図を写真に写していたことを思い出す。



「あ~!なんとなく――――撮ってた!」



そう言うと、煌太は昔の写真を写した画面を皆に見せた。



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