【参加型小説・連鎖の尻尾】
第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”
「さてと、リフレッシュ出来たことだし気合いを入れ直して神社を探しましょう!」
大の大人が乗り込む車は多少なりとも圧迫間はあるが、煌太の掛け声に三人は「うぃ~」と、拳をあげる。
昨日の話だと、“古浄流神社”は洪水をとある儀式で沈めた“丞洪寺”の跡地にあると言う。
昨日ペガサスがスマホで、まだ存在している“古浄流神社”を検索したら。早速ヒットした。
「“古浄流神社”はあったぞ!婆さんのあやふやな記憶でヒヤヒヤしたけどな~」
検索したスマホを覗くと、そこには“古浄流神社”の年間予定などが書かれたサイトに繋がった。
「なかなか古い神社らしいけど――――…“静動寺”よりは新しい、多分…そこの土地に移動してからの年号なんだろうなぁ」
地図上ではかなりの山の上で、駄菓子屋や“静動寺”とは地区が別になる場所に位置していた。
しかも、大きな川を跨いだ山の上にあった。