【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
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「よし――――…なんやかんや…事情を知っていそうな…【“古浄流神社”の水神さまに聞きに行こう】」
ペガサスはそう言うとチラッと水神の力で二又になった猫を見る。
すると、ペガサスの視線にきがついたのか猫は「にゃ~」と、甘えた声で鳴いた。
それから、ペガサスたちは一旦解散し――――…
後日、集合することとなった。
夏の長期休みも残りわずか、煌太と白馬は初のオカルト漬けの夏に興奮が押さえきれないでいた。
――――数日後
「また――――この道を走るとは…不思議っす」
今回は大きめのワンボックスカーを実家から借りた白馬が、すでに行きなれた道を走らせていた。
「毎回――――ごめんね?白馬君…」
毎回、運転を担当する白馬に申し訳なさそうに高田が、後部座席からお茶を差し出す。
「いいっす!つ~か、みんな免許…無いんっすから…俺が必然的に運転しょっ?」
「悪い、悪い…俺はバイクの免許しかなくて」
ペガサスは一応…運転免許保持者だが――――…大型二輪の免許しか持っておらず…皆を苦笑いさせた。
「田舎では必須の車でも――――…都心じゃ必要ないだろ?…ってなると、免許は取らねぇ~よ。金持ちの道楽だ!」
煌太は助手席で白馬の事を小バカにするも、本当は免許があれば就職に有利だと最近聞き――――焦っている。