【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
「しかし――――鈴おばぁ様の話はビックリだったね…」
高田が皆にお茶を配り始めながら言う。
「だな――――…もし、“銅玄”が…獣の餌食になって命を落としたのなら――――…相当な恨みの塊になっててもおかしくないからな」
後部座席の会話に煌太は耳を傾けるが――――…あの日聞いた“獣交”を思いだし身を震わせた。
「気分がいいもんじゃねぇ~よなぁ…しかも、その歴史は闇のなかって…残酷っす」
運転しながらペガサス達の会話に入る白馬は、少し怯える煌太に視線を向ける。
「煌太――――大丈夫か?」
「大丈夫、つ~か、また神社に行ったら…襲われるかな?」
煌太の言葉に全員が息を飲んだ。
前回、煌太と高田は霊獣と一体の霊に取り囲まれ怖い思いをしたのだ…