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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第13章 儀式と邪神


霧が徐々に鳥居を包むと――――…その奥から…一人のお坊さんが現れ境内を見つめている。


それは、ペガサスが成小坂を訪ねたときに側にいた…



あの――――坊さんだった。



色白で――――一重…涼しげな顔立ち、そして、薄い唇はいつも口角が上がっていて…微笑んでいる。が――――一重の目は笑っていない…


何か企んでいるような――――…しかし、美しい容姿と立ち姿に…高貴な僧侶を連想させる。


「――――あいつだ…成小坂の側にいた…坊さんの霊…」


ペガサスは自分の後ろに高田を隠すと、体に力を入れた。



(――――坊よ…あやつと戦えるか?)



ペガサスは、白蛇のアイコンタクトにコクンとうなずいた。



(――――その力、厄介であったのぉ…しかし、出会いに恵まれた。家族に…友に感謝せんと、バチが当たるぞい?)



白蛇の言葉を煌太がペガサスに伝えると「了解です」と、軽く答え白蛇と友に鳥居の向こうに立つ“銀玄”を睨んだ。







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