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(――――そうじゃな……

しかし……そうは簡単には森へ行かせてはくれないみたいじゃよ？)



白蛇がそう言うと、スッと首を高く上げ鳥居の方をキリリと睨んだ！



と、それと同じく猫又の側にいた鳥がバタバタと暴れ始めた！



「え――――ど…どうしたの？」


声は聞こえるが姿は確認出来ない煌太は白蛇の言い方がふざけた感じでは無くなったことに不安を感じた。


「鳥が…超――――暴れてるっす…それに、白蛇が鳥居の方を睨んでる…」



「鳥居の…ほう？」


高田は冷たい雰囲気を外から感じていて――――それが鳥居の方向からだと気がつくとそちらを見た。


しかし、高田には何も確認出来ない――――。



(ほほぉ～…何百年も、それなりに邪の魂を食らってきただけはあるみたいじゃ…ワシの領域にちょっかい出せるまでに――――――――墜ちたのぉ～“銀玄”)



白蛇はそう言うと、境内の扉を開け――――…


正面の鳥居に向かいあった。