【参加型小説・連鎖の尻尾】
第14章 邪神の森
「ごめんね――――煌太君…でも…」
「謝らないでください!大丈夫――――白馬は大丈夫です!俺たちは“銅玄”を探しましょう!高田さんが言うように……今がチャンスかもしれません!」
煌太は高田の手を取って森の奥へと走り出す!
高田は後ろを振り向かない煌太に心の中で何度も謝った。
(あっちで、狐が狩りに失敗したそうだぞ!)
(キャハハハハ!愉快、愉快!アイツは中途半端だからなぁ)
(見に行こう!見に行こう!アイツもとうとう消されるか?)
(消えたら――――また、人数が減るのぉ…何百年も生きている獣の邪神は貴重なのに)
(いいではないか!“銀”が入る――――アイツは…娯楽の兄じゃろ?非道が通せるヤツだ…随分、墜ちた魂を食らって来ていると聞いた――――…楽しみじゃ)