【参加型小説・連鎖の尻尾】
第14章 邪神の森
煌太はザワザワと森が騒がしくなってきていることに気がつく。
多分――――…邪神の集まる場所まで来たのだと思った。
しかし、邪神たちは狐と白馬たちの戦いを面白がり見学に行くと騒いでいる。
「高田さん……近いかも――――」
煌太は辺りに耳をすませながら警戒し先に進む。
時折、鳥が頭の上で暴れる――――…
行きたくないと騒いでいるのだろう!
煌太は鳥の騒ぐ場所にあえて耳を向け――――…足を進めた。
すると、森の奥に――――…少し開けた場所が現れた…
(うっ…うっ…――――…)
「///ヒッ!」
煌太は微かに聞こえた鳴き声に身を固くした!
「煌太君?どうしたの?」
「――――高田さん…ここかもしれません」
煌太が少し開けた場所を指差すと…高田は鏡を抱き締めながらそちらをゆっくりと見た。