無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

(なんとも――――可愛い…お子じゃ…銅より……楽しめるかのぉ？)


ハッ――――と、煌太は銅玄を背に隠し…声の主を見る…


と、結界のために荒縄が結ばれていた木々から声がする…


「木が――――しゃべってる」


(あれは…見張りの邪霊木(じゃれいもく)です……私が逃げないよう…死なぬよう…四六時中見張っています)


(フフフ…新しい…捧げもじゃ…――――邪神さまぁ～！邪神さまぁ～！新しい捧げものですぅ――――キャハハハハハ！キャハハハハハ！)


木は嬉しそうに叫ぶと大笑いし始めた！



「ヤバい――――煌太君！狐たちの方に行った邪神が帰ってくる！」




高田が木の叫びに焦り――――！



――――グニュリ…



と、結界を越えて高田が煌太たちの場所へ飛びんで来た！



「高田さん！！！なんで――――！」



(そんな――――！)



(キャホホホホホホホ！キャホホホホホホホ！また、増えた、増えた――――！邪神さまぁ～！邪神さまぁ～綺麗な男が――――捧げものとして祭壇に入った！入った――――！豊作じゃ！豊作じゃ――――！キャハハハハハハ！キャハハハハハハ！)



木は興奮ぎみに叫びに叫び――――邪神を呼び寄せ始めた！