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ドロドロと半分溶けた霊獣や、何かが内蔵に寄生しているのかボコボコと蠢く姿の霊獣が、三郎の生まれ変わりである高田と、神の声を伝える巫女ふぜいの煌太を取り込もうと目をギラつかせて襲いかかる！



「ぐっあぎゃぁ！――――い…てぇ …白…馬……」


「ふっぐぁっぁぁあ！煌太君…逃げ…て…俺は…動けないから…頼む…煌太君だけでも――――逃げて！」


高田は煌太を引きはなそうと身を動かそうとするが…四方八方から霊獣に噛みつかれ――――痛みと目眩にますます力が抜けていくの！



(！伝え者――――！急げ！ワシも…大人数では動けん！)


白蛇は“銀玄”の放つ邪気に飛ばされないように――――少しではあるが襲ってくる霊獣を食い止めるのがやっとで…二人の元へ行くことができないでいた！


(先に――――生きたモノを食うとは思わなんだ！許せ！)


白蛇は先に霊体である“銅玄”と三郎を食らうと予想したが――――…無防備な生きた人を食らうとは思ってもいなかった！