【参加型小説・連鎖の尻尾】
第14章 邪神の森
(お前らを食ろうたら――――…この森の邪神を食らうてやる!食らうてやる!!!)
“銀玄”の姿も徐々に恐ろしい獣の姿になっていく――――人の姿を捨て…四足歩行の唸る獣に変わる!
――――グルルルル!ギチャギチャ!
「ぐっわぁぁぁぁ!いっ――――ぐぁ!」
「煌太君――――くっぁぁぁぁ!類さ――ん…――!類…類!」
二人は恐ろしい霊獣に襲われながら…意識を飛ばさぬよう必死に耐えた!
だが、何匹も同時に噛まれ蹴られ――――二人の体からは大量の血が吹き出る!
「頼む――――煌太君だけでも!」
高田は力の入らぬ腕をやっと動かし――――…白蛇の尻尾を掴もうと…腕を伸ばした――――!
――――グシャグシャ!
「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
すると、伸ばした腕を獣と化した“銀玄”が踏みつけ大きな口を開けた――――!
高田の悲鳴が森に響くと同時に“銀玄”の笑い声も森に響いた――――!
(ギャハハハハ!ギャハハハハハ!泣け――――叫べ!私の力は更なる高みに向かう――――お主らを食らうてな!!!)