【参加型小説・連鎖の尻尾】
第15章 邪神と純鬼
「どうする?――――邪神よ…俺はお前たちを灰にすることもできるが…成仏させることもできんだよ……なぁ?どっちを選ぶ?」
ペガサスは一匹のこめかみをギリギリと締め上げながら聞く。
(グァァァァ!――――なっ、我々を灰に…成仏?)
(成仏じゃ!成仏――――!我々も元は神の尻尾の先じゃ!天に――――天に滅される義務がある!!)
(ギャァヤァァァァァァァァ!死にたくない!死にたくない!死にたくない!死にたくない!!!)
三匹は各々叫びながらペガサスの手から脱出しようと更にもがく!
しかし、こめかみを潰されながらも抵抗していた邪神が怒りを露にした!
(馬鹿にするな――――!ワシは邪神じゃぞ!神の元になど行くものか――――!ワシはお前を食らう邪神じゃ!!!ふざけるな――――!)
怒りを露にしたこめかみを潰されそうな一匹の邪神が、ペガサスの提案を無視し、“成仏”や“死にたくない”と叫ぶ二匹の頭を掴み!
“銀玄”の体から無理やり引き剥がしにかかった!
(ギャァヤァァァァァァァァ!きさま!裏切ったな!)
(グッシャァォァァァ!!きさま!ワシらが――――死んでしまうではないかァァァァァ!)
ブチブチ――――!っと、一匹の邪神はうるさい二匹を体から引き離すと、グシャ!グチャグチャ!と、頭を踏みつけた!